そもそもSEOとは何ですか?難しいテクニックが必要なのですか?

Webの世界は、世界中の本が収蔵された「巨大な図書館」だと想像してみてください。そして、Webサイトは1冊の「本」だとすると、その図書館には1億9000万以上という途方もない数の「本」が並んでいます。

検索エンジン は、利用者の求め(検索)に応じて、本を探して提示する図書館の「司書」のようなものです。

SEOとは、あなたのWebサイトという「本」を、賢い司書(検索エンジン)に正しく理解してもらい、必要とする読者(ユーザー)に的確に届けてもらうための、「蔵書目録の最適化」のことです。単なる技術ではありません。


「蔵書目録の最適化」とは、ユーザー「知りたい」「解決したい」「手に入れたい」という真のニーズに応える、質の高い情報を提供し続ける姿勢こそが、SEOの肝となります。また、その情報を検索エンジンという「機械の目」が適切に読み取り、ユーザーに届けられるよう、Webサイトの構造やスピードを整える技術的な配慮も含まれます。

「SEOは死んだ」「次は生成AIの時代」、AIO/ AEO /LLMO(AI最適化)に取り組むべきと聞きますが、今もSEO対策は必要ですか?

生成AI時代だからこそ、SEO、特に「本質的な価値」と「経験」を伝えることが、以前にも増して重要になっています

確かに、生成AI(例:Chat-GPTやGemini) の登場により、検索エンジン以外で行われる情報を探す行為は増えました。Google検索でさえも、AI Overviewという形で、複数の「本」から情報を抽出し、「要約された新しい本を書き上げる」ように直接答えを生成し始めました。

しかし、AIに選ばれるためには、あなたのWebサイトが「質の高い、信頼できる情報源」であり続けることが必須です。

SEOとAI最適化には大きな共通点があります。それは人間ではなく「機械」がWebサイトの内容を「見る」ことです。AIが参照し、要約の元にする情報源を選ぶ際にも、検索エンジンが Webサイトを評価するのと同じ基準(情報の信頼性、サイト構造の分かりやすさなど)が働いています。機械の目への配慮という点で、実はほとんど変わりません。

どんなに技術が進化しても、Webサイトを形作るのはHTMLという「文書」の構造化を目的としたマークアップ言語です。タイトルや見出しの文言に<title>や<h1>をきちんとつける、そのページの内容を代表するわかりやすいタイトルをつける、といったことの重要性は揺るぎません。

SEOを始めると、どのくらいの期間で効果が出ますか?すぐにサイトへの訪問者が増えますか?

SEOは魔法ではなく、「地道な作業の積み重ね」 であり、すぐに劇的な結果が出るものではありません。

というのも、サイトの変更を検知するGooglebotが巡回し、その情報が蔵書目録(インデックス)に反映されるまでには時間がかかります。

Google公式の情報でも、変更に着手してからメリットが得られるまで、通常は4ヶ月から1年かかることが示唆されています。

ただし、ページスピードの改善や内部リンクの整備といった技術的な修正は、Googlebotの巡回やインデックスが改善され、比較的早く効果(改善の兆し)が現れることもあります。

また、短期的な効果を求め、被リンクを買う行為やスパム行為に手を出すと、ペナルティを課され、長期的なサイトの評価を著しく損なう危険性があります。最近では、2024年3月に実施されたGoogleのコアアップデートで、生成AIで大量生産された質の低いコンテンツを検索結果から締め出す変更が適用されました。

自社の顧客や将来の見込み客が、どのような情報を求めているのかを理解し、そのニーズに応えるコンテンツを作ること。そして、情報を見つけやすい構造に整えること。これらに取り組むことが、長期的な成功につながります。

よいSEO会社、またはSEOコンサルタントを探すには、どういった点に気をつければいいでしょうか?

SEO対策は、あなたのWebサイトという「本」を、検索エンジンという「賢い司書」に正しく理解してもらい、必要とする読者(ユーザー)に的確に届けてもらうための、長期的な取り組みです。

コンテンツSEOだけでなく、クローラビリティの向上などのテクニカルSEOにも精通していることが望ましいです。

よいSEO会社やコンサルタントとは、小手先の「技」(テクニック)だけでなく、SEOの根底にある「心」(倫理観とユーザーへの配慮)を理解し、あなたのビジネスの「物語」を共に紡いでくれるパートナーです。

具体的には、以下の点に注目してパートナーを選びましょう。

  • ビジネスモデルの理解: まず、あなたのビジネスやWebサイトのことを理解する/しようとする姿勢があるかどうかを見てみましょう。
  • 説明の論理性: 「これをやれば必ず上位表示できる」といった断定的な表現ではなく、Googleの考え方に基づき、論理的に説明してくれるか。
  • 透明性: 改善の提案や実施した施策の根拠を明確にし、データに基づいた報告をしてくれるか。